かんばんは!
雨でしたね〜
明日もまだ降るっぽいですよ〜午後から止むっぽいですが。
さて本日は昨今騒がれている
「ブラック企業」について少しお話しします。
「時間、給料、肉体、思想を支配し操作する悪魔のような会社」・・・が世間的に認識されている「ブラック企業」かなと思います。
「残業月に何百時間〜」とか、ネットサーフィンするとあちこちで見かけます。
確かに過労自殺するような事件にまで発展している悪質なケースは、「The ブラック認定企業」でいいのかもしれませんが・・・。
それによって、何かあれば「ブラックか!」みたいな風潮が一気に高まってませんか?
そりゃ「意志に反して強制的に働かせる」のは絶対ダメです。
その人が「明日中の案件だし、じゃあちょっと残業しようか」みたいに、自身が「必要性」感じて働くなら問題ないかな〜と思いますが。
でも現在報告されているだけの日本企業の「総残業時間」を無くそうと思ったら、「約200万人」の労働力が必要なんですって。
移民の受け入れに積極的じゃない日本が、200万人のワークシェアリングを実行できると思いますか?
つまり、今の日本は「消費者ニーズを満たすために自分たちの首を絞めている」と言うことです。
「便利じゃなければならない」という妄信が、今のブラックの風潮を高めています。
よく例に出されるのは「運送関係」ですよね。
インターネットのグローバル化によって、凄まじい数の商品が流通しています。
「今は何でもネットで買えるし、すぐに届くから便利〜♪」によって、「運送・配送業者」さんが犠牲になっています。
ここまで上げてしまった水準を落とすことはできないので、料金と人で補うしかないのです。
ヤマト運輸を傘下に持つ、ヤマトホールディングスが今年の5月頃に「年内に1万人規模の採用を行う」と発表していましたね。
緊急事態にもほどがありますよね。
今日頼んだモノが、当たり前のように明日届くのは「究極の顧客満足の追求」だと思うのです。
これによって助けられている人、便利に使っている人が果たしてどれだけいるのでしょうか?
当社もとても助けられています。配送もそうですし、お仕事もたくさん頂いています。
何が言いたいかというと
「ブラックには否定的、でも生活は便利で当たり前」
という謎の理想を持っている人が多いんじゃないかなと思うわけです。
「ブラックなのは会社なのに、なんで人のせいにしてるの?」と考える方もいると思います。
でもその会社を動かしているのは「消費者」なのだという認識を忘れてはいけません。
私は、「お客様は神様」という迷言をどっかの誰かさんが言い出した結果、ブラック企業は誕生したと思っています。
そして「お客様は神様だと言い聞かせて頑張った人」は消費者側になると「お客様は神様だろ」と言っちゃうのです。
これは仕方がないです。見返りを求めるのは人間の性ですから。
この繰り返しによって「便利は当たり前」という風潮になり、会社は労働力不足なのに労働力以上の結果が求められることになります。
その結果、会社は社員に時間外も働いてもらわざるを得ないのが現実なのです。
果たしてこれでも、「会社がブラック」なのでしょうか。
「誰のために働くのか?」これには人間の数だけ答えがあって良いかと思います。
会社の経営者が「顧客満足のため」に労働力を駆使したことは、少なくとも不正解ではないはずです。
つまり今の日本が便利なのは、ブラック企業があるからです。
ブラック企業には、みなさんの便利のために自分の時間も体も犠牲にして頑張っている人がたくさんいます。
ブラック企業を否定するなら、便利を諦めるべきです。
便利を諦められないなら開発や発明でもして、「不足している労働力に代替する何か」を作って下さい。そのうちできるとは思いますが。
結論、本当の意味でブラックなのは・・・
【日本に漂う「便利で当たり前」という空気】
じゃないでしょうか。
あ、良いこと思いつきました!
日本を「不便村」と「便利村」に分けて、ニーズを二分化するのはどうでしょう??
「不便村」で働く人は残業一切無し!だけど今ほど便利ではない。
(例)通勤路のアスファルト舗装がめくれて通れない・・・でも、直るのは1年後。
「便利村」では残業は普通にある。でも今まで以上に便利な生活ができる。
(例)やっべー、今日の会議でサンプル必要だったけど発注し忘れた!・・・30分後に届く。とか。
これなら、ワークシェアリングをしなくても、それぞれのニーズに合った生活ができると思います。
これ我ながら結構良い案ですね!
政治家のみなさん!これ読んで法案作成をお願いします〜笑
あくまで個人的な意見です。
長々と失礼しました。
本日もお疲れ様でした〜^^/